南半球にあるオーストラリアは日本とは季節が反対です。ティーツリーはオーストラリアの春~初夏(9月〜12月頃)に咲くので、日本だと4月~6月頃が開花時期となります。
一般的にティーツリーと言われるのはLeptospermumの仲間(マヌカ、レモンティーツリー、ウーリーティーツリー)で、香りのある葉をお茶にして利用していた事によります。Melaleuca(メラレウカ)の一部にもティーツリーの名が使われますが、一般的にはペーパーバーク、ハニーマートル、ボトルブラシとも呼ばれます。生育地は栄養分の少ない湿地や河川のほとりに生え、乾燥地帯にはほとんど見られません。
Leptospermumは一般的にティーツリーと呼ばれ、香りのある葉をハーブティーに利用されてきました。オーストラリアの他、ニュージーランド、東南アジアに分布します。沿岸や川沿いなど湿潤な土壌に生え、タスマニアの高山にも見られます。
ハーブティーの他、花が大きいので観賞用や蜜源植物としても幅広く利用されています。
東オーストラリアからニュージーランドに見られ、葉は細かく、ウメに似た白花・薄桃花が早春に開花。マヌカのハチミツは有名。
クイーンズランド州からニューサウスウェールズ州に見られる。葉はレモンの香り強く、ハーブティ-に最適。
葉が生長すると銀灰緑~濃い緑に変化する。花は1.8cm程の5弁の白花を咲かせる。葉は甘い香りで、花の蜜は豊富で蜜源植物としても植えられる。
クイーンズランド州~ニューサウスウェールズ州沿岸湿地に生育。葉は細かく密集し、爽やかなレモンの香りがする。シトロネラールを含み、蚊除けとしても植えられる。少し気難しい品種。
Melaleucaは一般的にペーパーバーク、ハニーマートルと呼ばれ、樹皮が紙のように剝がれやすい品種はペーパーバークと呼ばれます。ハーブティーなど食用には出来ませんが、精油分が多くエッセンシャルオイルや防虫等に利用されます。葉には芳香がありブラシ状の花を咲かせます。花も白、黄色、桃色、赤色とあり、園芸種では黄葉、ブロンズ葉などが流通してます。
Leptospermum同様に川沿いの湿った土壌に生えるので乾燥には注意が必要です。耐寒性はあまり強くないので寒冷地では地植えは難しく、防寒が必要になります。
ニューサウスウェールズ州、クイーンズランド州まで分布。エッセンシャルオイルや煮だした葉は防虫スプレーなどにも利用できる。
ニューサウスウェールズ州からビクトリア州までの沿岸に分布。ラベンダーオイルに含まれる成分リナロールを多く含み、アロマや石鹸の香料に利用される。
オーストラリア東部沿岸部原産。アメリカにも帰化している。花から風味の強い蜜が取れ、飲料にもされる。オイルは防腐や抗菌として忌避剤や化粧品にも利用される。
葉は細く針状になるが変化が多い。2cmほどのクリームイエローの花を球状に密に咲かせる。香りの良い花はミツバチが好み、蜜源としても利用される。
オーストラリア東部、タスマニアの固有種。香りの良いクリーム色のブラシ状の花が咲き、5cm程の長さになる。
西オーストラリア南西部原産。花はブラシ状でライムグリーンの珍しい花色。葉は固く密集し、剪定にも耐える。やや栽培は難しい。